日本人の約4~5割がもっている「花粉症」。
実は、スギやヒノキによる花粉症は、
戦後の日本が生んだ“現代病”とも言われています。

戦後の植林政策でスギやヒノキが大量に植えられた結果、春になるとこれらの木々が大量の花粉を撒き散らすようになりました。2月中旬から5月上旬にピークを迎えます。

この花粉の直径はわずか20~30μmで、目や鼻、喉に付着し、アレルギー反応を引き起こします。これにより、目のかゆみ、鼻詰まり、くしゃみ、さらには頭痛や倦怠感といった全身の不調に悩まされる人が増えています。

また、ヒノキ花粉はスギ花粉に比べて遅れて飛散するため、スギ花粉症のピークが終わった後でも症状が続くことが多く、ダブルパンチのように人々を苦しめます。

春だけでなく、秋にも花粉のピークはやってきます。お米が収穫される9月~10月はイネ科の植物のブタクサが花を咲かせ、大量の花粉が飛散し出します。また、ヨモギやジャパニーズホップとも呼ばれるカナムグラという植物も花粉で有名です。

秋の花粉は河川敷や公園など、私たちの生活の一部である“雑草”として生えているような植物たち。あまりにも身近な存在すぎるため、日常生活で避けて通るのはとても難しいもの。

春秋どちらも症状が出る方もいらっしゃいます。そこで、日頃からできるちょっとした工夫をご紹介します。

①外から帰ったら服についた花粉を落とす

1日外出した衣服には花粉がべっとり…。まず家に花粉を持ち込まないことがポイントです!

家に入る前にパンツの裾を払ったり、粘着ローラーで花粉を取り除きましょう。

花粉が付着しにくいすべっとした綿、ポリエステルなどの化学繊維の洋服を着るという工夫もできますね!

②帽子・マスクや眼鏡を装着する

目や鼻を覆い、とにかく体内に花粉を入れないことが重要!

なんと、マスクや眼鏡をするだけでも、目や鼻に入る花粉量を約3分の1に軽減させる効果があるんですよ。

③帰ったら髪や頭皮、全身についた花粉を洗い流す!これが一番大切です。

皮脂でベタベタになった肌や髪には花粉が付着しやすく、帰宅後すぐにシャワーなどで洗い流すようにしましょう!

盲点なのが、髪や頭皮!髪や頭皮に花粉がつくことで、家の中や体内に花粉が入ってしまいます。

まずは帰宅してすぐにブラッシング!花粉をすぐに落とすだけでも、大きな対策になりますよ。

そのあとは、なるべく早めにお風呂に入って、刺激の弱いシャンプーでやさしく洗い流してあげてくださいね。

花粉対策のためのシャンプーなど洗い方やボディケア選びのポイント

ボディソープ

敏感肌の花粉シーズンの肌のケアは悩みもの。まずはいかに肌に優しく花粉を洗い流してあげられるのかがポイントです。

もちもち泡で潤いも与える「フロアトピーススキン泡ボディフェイスソープ 」は、水道水に含まれるミネラル分と反応し、泡立ち能力を失うことができる液体の石鹸で作っています。
肌への刺激がとても弱く、敏感肌の方の毎日のケアに特におすすめ。

また、泡で洗える石鹸ボディソープは弊社調べではあまり数がありません。
体をゴシゴシと洗うのではなく、泡の表面張力で汚れを吸い上げる泡ソープは、肌への刺激がより少なく洗うことができますよ。

トリートメントシャンプーを選んでみてください

油で髪をコーティングすることにより、ツヤと滑らかさを作るコンディショナーは、同時に花粉が吸着しやすい状態に。

そこで、花粉の多い時期は、コンディショナーを使わない、髪の表面がサラサラになるトリートメントシャンプーを選んでみてください。

オールインワンやリンスインシャンプーと混同されがちですが、トリートメントシャンプーはハーブのエキスで髪の表面をなめらかにしサラサラにしていくものです。
コーティングに頼らないので、髪もふんわりとしてきますよ。

洗浄力の弱いものを選んでみてください

春や秋は、皮脂で頭皮がベタつきやすく、花粉が付着しやすい状態です。そのため念入りに頭皮を洗う必要があるのですが、敏感肌の方は不安ですよね。

そこで、普段より洗浄力の弱いものを選んでみてください。洗浄成分が乾燥の原因になりにくいものや、洗浄成分の配合量が少ないものなど。

普段よりも長時間頭皮を洗うことができるので、隅々まで念入りにマッサージするように洗うことが可能になりますよ。

おすすめはアミノ酸系シャンプーや、シカカイやソープナッツなど自然界の天然洗浄成分と呼ばれるものを含んでいるもの。また、アルコールが過度に含まれるものなども乾燥の原因になりやすいです。

水で流すことができるスタイリング剤を選んでみてください

スタイリング剤は基本的に粘着性があるものなので、花粉が特に付着しやすくきちんと洗い流さないと毎日枕に花粉が溜まってしまいます。

しかし、スタイリングは一般的には耐湿検査が行われるほど、水に溶けにくい成分で作られており、水だけで流し落とすことが困難。また、シャンプーの洗浄力によって完全に洗い流すことができないものもあります。

そこで、水で流すことができるスタイリング剤を選んでみてください。

水で流せるということは、水に溶けるということなので、湿度の高い日のキープ力は弱めですが、これから秋にかけて空気も乾燥してきます。しっかりとしたキープ力でセットすることが可能です。

また、水で流せることの別の利点は、水分を含むことができるのでとても保湿に向いているということ。湿度の低い冬や、夏の日差しで乾燥してしまった髪をしっかりと保湿ケアすることができます。

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