堺を代表する古墳をかたどった「古墳せっけん」
私たちの会社があるのは、大阪府の堺市堺区。
今回は、堺の魅力がたっぷり詰まったアイテムのお話をしていきたいと思います!
堺といえば、世界遺産に登録されている仁徳天皇陵!
そう!社会の授業で習う古墳、教科書に載っているあの鍵穴がかわいい「前方後円墳」。ナチュラルコスモは、日本で最も教科書に出現している会社かもしれませんね!
そんなかわいい形の古墳のある堺市。堺土産募集の情報が入ってきました。
「古墳の形の石けんは!?」
ブランドマネジャー拓也さんの冗談みたいな発言だったそうですが、なんとお土産に選ばれ、実際にカタチになった古墳せっけん。
真ん中にくびれのあるこの形、ナチュラルコスモ公式オンラインショップのレビューで「持ちやすいです」と書いていただいたことがあって、その時気が付きました。
かわいいだけじゃなくて、持ちやすさという機能面のデザインの意味もあったんです。
カタチだけじゃなく、中身も堺市産
古墳せっけんの主な成分は、
ヤシ油
オリーブオイル
古代米のコメヌカオイル
3つのオイルを使用することで、さっぱりするけれど、しっとり潤いが続くような洗いあがりの洗顔せっけんに。
この中で特殊な成分がコメヌカオイル。
ナチュラルコスモがこのせっけんのために開発したオイルなんですが、米ぬかの原料になっているのが、ナチュラルコスモの近くにある堺市美原区で育てられている古代米。
堺市美原区では「古代米でおいしく楽しくまちづくり」をキーワードに、特産品開発など古代米を活用したまちづくり「美原区古代米プロジェクト」に取り組まれていらっしゃります。
そのまちづくりの一環として、今年は古代米の田植え&稲刈り体験が開催されました。
ナチュラルコスモスタッフもすこーしお手伝い!
ナチュラルコスモが生まれた場所である、堺の原料で作ったせっけんが、全国のみなさまのもとに届くことがとっても嬉しいです。
アンシェントな原料「古代米」とは?
古代に作られていた稲の特徴を残している品種の総称が古代米。
ナチュラルコスモのテーマのひとつ、アンシェントナチュラルにもしっかり当てはまる原料です。
古代米には赤米や紫黒米、緑米など種類があり、お米の色がとても濃く色素を豊富に含むことが最大の特徴。
古墳せっけんに使っている「さよむらさき」は紫黒米で、炊くと、お赤飯みたいな紫色になるんです!
この色になる理由が、「アントシアニン」という色素が豊富だから。
この色素は、紫外線などの有害な光線から身を守るために含まれます。
(ブルーグリーンアルジーに含まれる青色色素フィコシアニンも、自己防衛するために蓄えられた色素です!)
見てください、稲刈りをしたときの断面を見てもわかる紫色!
石けんの原料で使っているのはビタミンやミネラルなどが多く含まれる米ぬか部分。
特にビタミンやミネラルが豊富に含まれる部分です。
オイルケアの大切さが近年注目されだしていますが、ナチュラルコスモが大切にしている考えが、オイルはツヤを出すだけではなくしっかりとした保湿ケアにもなるものを選ぶということです。
化学的に合成された単一な成分のオイルとは違い、コメヌカオイルは皮脂に含まれる肌と相性がいいオレイン酸という脂肪酸やリノレン酸などの複数の脂肪酸をふくむうえ、ビタミンやミネラルも多く含み、肌を健やかに保つ効果も期待できるとてもおもしろいアンシェントナチュラル成分です。
ナチュラルコスモが原料選びで大切にしていること
カタチも中身も、堺の魅力が詰まった古墳せっけん。
最後に、“ナチュラルコスモの原料選びで大切にされていること”をブランドマネジャーの拓也さんにお聞きしました!
「私たちは特別オーガニックの認証にこだわっているわけではありません。
もちろん全てにおいて実行できているわけではありませんが、可能な限り農産物の生産者さんがどのように育ててくださったのかを聞かせていただき、納得したものを使わせていただくようにしています。
古代米は色が濃いため主食になることはありませんが、色素の豊富さから化粧品にピッタリな農産物です。”アンシェントナチュラル”にピッタリな太古の特徴を残した古代米が、私たちの近くで生産されていたことがとても嬉しかったです!
さらに、同じ堺の原料ということで、輸送にかかるカーボンフットプリントも少なく済みますし、田植え&稲刈り体験を通じて、ナチュラルコスモスタッフが古代米に触れる機会をいただけるのもありがたいですね。」
普通なら、スタッフが原料収穫の体験をさせていただく機会なんてなかなかないですよね。
私も実際に参加させていただき、古代米について理解が深まり、より古墳せっけんを好きになりました。
堺の原料を使って、堺らしい石けんを製造できることをとても嬉しく思います!
ナチュラルコスモスタッフ岸本